寒い季節、木枯らしはデリケートなお肌にとって大敵
しもやけと皮脂欠乏性湿疹

 
 

■ はじめに ■

冬になり、木枯らしが吹きはじめ、空気が乾燥する季節になりました。この時期になると、しもやけや皮膚が乾燥してかゆくなります。また、子どもさんのアトピーや乾燥性湿疹が多くなる季節でもあります。

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■ しもやけ ■

しもやけは、居住環境の変化とともに少なくなってきていると言われますが、しかし遊び盛りの子どもたちには油断大敵。気温が4〜5度に低下した頃より出来はじめ、主に手や足の指が赤く腫れて、かゆくなります。キチンと予防して楽しく冬を過ごしましょう。

予防のポイント

1)手足を温めましょう
しもやけになりやすい人は、厚めの手袋や靴下を着けるようにしましょう。また、マッサージも有効です。お母さんの優しい手で充分にマッサージしてあげて下さい。この時に血液の循環をよくする塗り薬を一緒に使います。これで予防できないようでしたら、血管を拡張する内服薬を飲むことも、副作用があまりなく効果的です。

2)身体にうるおいを持たせましょう
入浴の時には石鹸を手で泡立てて、手だけで身体を洗うようにしましょう。入浴後にボディクリームを塗るのも、かゆみの予防になります。下着は、もめん性の柔らかいものが良いようです。また、部屋の湿度を高める工夫も必要です。

3)皮膚を痛めないようにしましょう
乾布摩擦は肌を強くするとかで取り組んでらっしゃるお母さんも多いと思いますが、しもやけにかかった時は皮膚を傷つけ、かゆみを強くするので、しないほうが良いでしょう。それでも、かゆみが強くて、皮膚に赤みがある時は、乾燥性湿疹といって、皮膚が湿疹になっている場合もありますので、早めの受診が賢明でしょう。

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■ 皮脂欠乏性湿疹 ■

皮膚の表面をおおっている皮脂膜が、冬になると低温・低湿度のため皮膚の水分がどんどん失われ、カサカサになってしまいます。そのため、気温のちょっとした変化でも皮膚表面の神経が刺激されて痒みを伴うのです。また、年齢を重ねるほど皮膚は水分保持力と皮脂の量が少なくなります。夜眠れなかったり、日中も痒さが続きストレスになったりします。早め早めの診断、予防を心掛けましょう。

予防のポイント

1)暖房を制限しましょう
暖房が効きすぎるとなお肌を乾燥させますので、長時間暖房の効いた部屋に滞在することは避けましょう。

2)身体にうるおいを持たせること
3)皮膚を痛めないようにすること

このどちらもしもやけと同じです。

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■ 最後に ■

とにかく、冬は寒さ、乾燥によって肌を刺激しやすくなります。こまめに手入れを行って快適に冬を乗り切りましょう。

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