子どもの皮膚トラブルは、季節ごとの気温や湿度の変化、発汗量によってかかりやすい病気が大きく変わります。春・夏・秋・冬それぞれの季節における、子どもの代表的な皮膚の病気と特徴は以下の通りです。詳細は下記のリンクをクリックして下さい。

春の代表的な皮膚病
(虫刺され・植物かぶれ、伝染性紅斑〔リンゴ病〕、乾燥性湿疹)

夏の代表的な皮膚病
(あせも、とびひ、みずいぼ、手足口病)

秋の代表的な皮膚病
(アトピー性皮膚炎、虫刺され〔蚊・蜂〕)

冬の代表的な皮膚病
(皮脂欠乏性湿疹、しもやけ)

 
 

暖かくなり屋外での活動が増え、植物や紫外線による刺激、ウイルス感染が増える時期です。

虫刺され・植物かぶれ

【原因と主な症状】
活発になる虫(毛虫など)や植物に触れることで生じるアレルギー反応です。

【注意点】
1.子供さんへの注意喚起
好奇心旺盛なお子さんが珍しい毛虫や植物に興味本位で触れてしまうケースは多々あります。外出前にお子さんへの注意喚起を忘れずに行いましょう。

2.肌を隠す服装

3.適切な虫よけスプレー選び
年齢制限や回数制限があるものもありますので注意しましょう。

4.帰宅後のシャワー

5.重症化の防止
痒みを我慢できずに掻き壊すと“とびひ”などの原因になります。爪は短く丸くして患部が傷付かないようにして下さい。

伝染性紅斑(リンゴ病)

【原因と主な症状】
頬がリンパのように赤くなり、手足に網目状の発疹が出ます。

【注意点】
1.お風呂はぬるめのシャワーで短時間
発疹が出ている時に体をあたためると、症状が悪化することがあります。

2.外遊びは控える
発疹が治まっても日光にあたると再発することがあります。一週間程度は様子を見て下さい。外出時は帽子の着用や日傘の使用を心がけましょう。

3.こまめな手洗い
りんご病の感染力はそれほど強くありませんが、抗体をもっていない人には年齢を問わずうつる可能性があります。家庭内感染防止の観点から、こまめに石鹸を使って手を洗うようにしましょう。

4.食器やタオルの共有を避ける

5.マスクの着用
特に不織布製のマスクは、飛沫感染をある程度防止できる効果があるとされています。

乾燥性湿疹

【原因と主な症状】
冬からの乾燥による蓄積や春風、紫外線などで肌が荒れてガサガサになります。

【注意点】
1.汗をこまめに拭き取る
汗を放置すると痒みが増します。濡らしたタオルなどで肌を刺激しないように優しく押さえるように拭き取って下さい。

2.保湿剤の使用
春になり暖かくなってもお子さんの肌の水分量はまだまだ不足気味です。

3.日焼け止めの使用
春は紫外線が一段と強くなります。日焼けは肌の乾燥を更に悪化させる原因になります。日焼け止め使用の際は、ノンケミカルや敏感肌用といった子供向けのものを使用して下さい。

4.帰宅後のシャワー
帰宅後はすぐにぬるめのシャワーで体を洗い流し、体を拭いたら素早く全身を保湿して下さい。

5.痒みを抑える衣類の着用
痒みを誘発するポリエステルなどの化学繊維の服は避け、肌に直接触れる下着や服は通気性と吸湿性に優れる綿100%のものにして下さい。

6.重症化の防止
痒みを我慢できずに掻き壊すと“とびひ”などの原因になります。爪は短く丸くして患部が傷付かないようにして下さい。

ページ上部に戻る

 
 

高温多湿で汗を大量にかき、最も皮膚トラブルが急増する季節です。

あせも(汗疹)

【原因と主な症状】
汗の出口が詰まり、首や関節の裏に赤いポツポツや痒みが出ます。

【注意点】
1.衣類の工夫
衣類は汗を閉じ込めるような服は避け、襟元や袖口がゆったりした吸水性の高い綿100%のものを選びましょう。

2.帰宅後とお昼寝後のシャワー
日中は石鹸を使用せず、ぬるま湯のシャワーで汗を流す程度にして下さい。シャワーが使えない場合は、子供用の汗拭きシートなどを代用しても良いです。

3.保湿剤の使用
夏でも保湿剤は必須です。夏場はべたつく軟膏よりも、さらっとしたローションタイプの方が良いでしょう。

4.重症化の防止
痒みを我慢できずに掻き壊すと“とびひ”などの原因になります。爪は短く丸くして患部が傷付かないようにして下さい。

とびひ(伝染性膿痂疹)

【原因と主な症状】
あせもや虫刺されを掻き壊した傷口に細菌が感染し、水ぶくれやジュクジュクが全身に広がります。

【注意点】
1.予防
とびひは、あせもや虫刺され、湿疹などを掻きむしることでできる傷が原因で感染することが多いです。これらを放置せずに早めに痒み止めを塗るなどして、掻き壊しを防ぐことが最大の予防につながります。

2.患部の保護
無意識に引っ掻くことで症状が全身に広がるのを防ぐため、爪は短く丸くして、患部は包帯やガーゼで覆っておきましょう。

3.肌を清潔に保つ
入浴の際は、石鹸をよく泡立てて擦らないように優しく洗ってあげて下さい。

4.感染防止
人から人へうつる接触感染が非常に多いので、家族間でタオルやバスタオルを共有しないことや入浴の際は湯船には浸からずシャワーで済ませるなど対策を行って下さい。

みずいぼ(伝染性軟属腫)

【原因と主な症状】
ウイルス感染による光沢のある小さなイボです。幼児・小児によく生じ、放っておいても自然に治ることもありますが、それまでには長期間を要するため、周囲の小児に感染することを考慮して治療の必要があります。

【注意点】
1.掻き壊しの防止
イボを爪で引っ掻いて潰してしまうことにより爪にウイルスが付着して、更にその爪で引っ掻くことで症状が全身に広がってしまいます。爪は短く丸くし、痒み止めの使用や患部を冷やすなどして、痒みを和らげるようにして下さい。

2.学校等における感染防止
ウイルスの感染力自体は弱く、プールの水を介して感染することはありません。常時、シャワーで肌をきれいに保つとともに、物(タオルや浮き輪、ビート板など)を介した感染は起こりやすいため共用を控えるなどの配慮が必要です。

手足口病

【原因と主な症状】
夏風邪の一種で、手のひらや足の裏、口の中に水疱性の発疹が出ます。

【注意点】
1.脱水症の防止
夏場の手足口病で最も注意しなければならないのが、口の痛みから起こる脱水症です。水分補給の際は、冷ました白湯や麦茶、経口補水液などをスプーンなどで少しずつ飲ませてあげて下さい。激痛を伴う熱い飲み物や酸っぱい飲み物は避けて下さい。また、高熱が何日も続いたり、嘔吐を繰り返すなどした場合は、重度の脱水症や合併症の恐れがあるため、すぐに受診して下さい。

2.食事
水分補給の際と同様に熱いものや酸っぱいものは避け、ゼリーやヨーグルト、豆腐など冷たくて柔らかいものにして下さい。

ページ上部に戻る

 
 

夏から冬への過渡期で、湿度が下がり始めるため乾燥対策が必要になる時期です。

アトピー性皮膚炎

【原因と主な症状】
夏の汗によるダメージが残った肌に、秋の乾燥や朝晩の寒暖差が刺激となり湿疹が悪化しやすくなります。

【注意点】
1.保湿剤の使用
夏場の使用に適しているローションタイプから、油分の多いクリームやワセリンなどに変更して下さい。着色料や香料を含まない低刺激なものを選ぶとより効果的です。

2.汗を放置しない
お子さんは大人と比べ汗をかきやすいです。汗をかいたまま放置しておくと、アレルギー反応や刺激から痒みを引き起こします。しっかりと汗を拭き取る、こまめに着替える、帰宅後や運動後はすぐに汗をシャワーで洗い流すなどを行って下さい。

3.衣類の工夫
肌に刺激を与えるような服は避け、肌着は綿100%のものを選びましょう。

4.ダニや花粉への対策
特にダニに関しては、夏場に寝具類に繁殖したダニの死骸が秋にハウスダストとなって飛散するため、シーツや枕カバーなどの寝具類はこまめに洗濯して下さい。

5.重症化の防止
痒みを我慢できずに掻き壊すと“とびひ”などの原因になります。爪は短く丸くして患部が傷付かないようにして下さい。

虫刺され(蚊・蜂)

【原因と主な症状】
9〜10月は蚊の活動が再度活発になり、しつこい痒みや腫れを引き起こします。お子さんは大人よりも体温が高く汗もかきやすいため、蚊や蜂に特に狙われやすいです。

【注意点】
1.適切な虫よけスプレー選び
年齢制限や回数制限があるものもありますので注意しましょう。

2.明るい色の衣類を選択
蜂の攻撃に遭いやすい黒色や濃い色の服は避け、白系の明るい色の服を選んで下さい。

3.子供さんへの注意喚起
草むらなど蚊や蜂が潜むような場所には絶対に近付かないよう、外出前にお子さんへの注意喚起を忘れずに行いましょう。

4.蚊に刺された際の応急処置
冷やすことで痒みは和らぎます。“とびひ”へとつながる恐れのある掻き壊しを防ぐため、爪は短く丸くして下さい。症状が悪化した場合は、早めに医師の診察を受けて下さい。

5.蜂に刺された際の応急処置
傷口の周囲を爪などで圧迫し、毒液を絞り出しながら流水でしっかり洗って下さい。また、蜂の場合、重度のアレルギー症状(蕁麻疹や呼吸困難、嘔吐など)が出ることもある“アナフィラキシー”には特に注意が必要です。そのような症状が出た場合は、一刻も早く救急車を呼び医師の診察を受けて下さい。

ページ上部に戻る

 
 

空気の乾燥と寒さによって、肌のバリア機能が低下しやすい季節です。

皮脂欠乏性湿疹(乾燥肌)

【原因と主な症状】
体の水分が奪われ、すねや背中がカサカサして強い痒みが出ます。

【注意点】
1.入浴
ぬるま湯で湯船に浸かる時間は短くして下さい。石鹸を使用する際は汚れが目立つ部分のみにし、優しく撫でるように洗ってあげて下さい。また、保湿効果のある入浴剤を入れると、お肌のかさつきを軽減できます。

2.保湿
入浴後は体を拭いてからすぐに保湿剤を全身にたっぷりと塗ってあげて下さい。また、入浴後だけでなく1日に複数回塗ることによって日中の乾燥からもお肌を守ることができます。

3.衣類の工夫
水分を奪ってしまう化学繊維は痒みを増幅させるため、直接肌に触れる下着などは綿100%のものにして下さい。

4.重症化の防止
痒みを我慢できずに掻き壊すと“とびひ”などの原因になります。爪は短く丸くして患部が傷付かないようにして下さい。

しもやけ(凍瘡)

【原因と主な症状】
寒さによる血行不良で、手足の指先や耳たぶが赤く腫れて痛痒くなります。

【注意点】
1.防寒具の着用
手足の指先だけでなく、耳たぶも“しもやけ”になりやすい点は見落とされがちです。手袋や厚手の靴下だけでなく耳当てや帽子も忘れずに着用しましょう。また、防寒具や靴などが蒸れたり濡れたりした場合は、しっかりと乾燥させてから使うようにしましょう。

2.マッサージ
お風呂上がりなど体が温まっている時に、クリームを塗りながら優しく手足を揉んであげると、血行の促進につながります。痛みを伴う場合はマッサージを控えるようにして下さい。

3.重症化の防止
痒みを我慢できずに掻き壊すと“とびひ”などの原因になります。爪は短く丸くして患部が傷付かないようにして下さい。

ページ上部に戻る

 
 

ママと子どものための皮膚科・アレルギー科
ケミカルピーリング、ピアスなどのご相談

あいこう皮フ科クリニック

〒890-0074 鹿児島市宇宿7-14-26
TEL:099-265-0012 FAX:099-265-0054
E-mail:aikoh-hifu●11hospital.com
(※メールアドレスの●の部分を@に変えてお送り下さい)

 
 
Copyright 2003 あいこう皮フ科クリニック All Rights Reserved.