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心療内科・精神科

鹿児島市金生町6-9
メガネの大学堂ビル4F・エレベーター有り
TEL:099-224-7000

心療内科、精神科関連の代表的な病気をわかりやすくご理解いただくために、Q&A集を作成しました。この事例は、私(福迫 博)がこれまで実際体験した症例をもとに解説してあります。皆さんの身近な例として参考にしていただければ幸いです。


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Q:妻が初めての出産で子供を産んでから気分の落ち込みが続いているような気がします。初めて母になり、うれしいはずなのに何を言っても、励ましても何かうつろで心配です。

A:女性が子供を産んだ直後に「うつ状態」になることはよくあります。気分が不安定になり涙もろくなったりする軽い「うつ状態」で、一般 的にマタニティーブルーといわれています。

これは、出産によってホルモンの分泌が乱れることが主な原因なのですが、このほかに出産後の生活環境の変化や、子育てに対する不安などの精神的な要因も関係しています。 このような「うつ状態」は、出産を経験した女性の10〜30%に見られますが、普通 は一過性で1〜2週間で自然に消失して治まります。

しかし中には、出産後の「うつ状態」が続いてうつ病を発症してしまうケースもあり、注意が必要です。この場合はそのままにしておくと悪化する可能性もありますので、きちんと治療を受けることが大切です。
また、周囲の人は赤ちゃんが生まれた喜びに夢中で、お母さんのこのような精神的な変化に気がつかないことがあります。 出産後はなるべくこころもからだもゆっくり休めるような環境を作ってあげてください。


Q:私の友人が最近よく眠れない、食欲がない、体重が減る、性欲が減少するといった症状を訴えているかと思うと今度は興奮し、おしゃべりになり、夜も眠らず動き回ったり、しだいに怒りっぽくなったりします。金銭的な問題行動(ギャンブル、不適切な投資、浪費など)もあるので心配しているのですが・・・。

A:この場合はうつ状態と躁の状態が交互にやってくる「躁うつ病(双極性障害)」と考えられます。うつ状態の時は外来でも充分に治療可能なことが多いものですが、身体的な衰弱が著しい場合や、自殺のおそれの強い場合には入院治療が必要となります。

しかし、躁状態の場合には、病識が不十分で、常軌を逸した行動をとることもあるために、入院治療の方が望ましいことがほとんどです。 いずれにしても薬物療法による治療が中心となります。


Q:17歳になる息子が、いくら手洗いをしても汚い気がして何時間でも手を洗い続ける、戸締まりをしても本当に鍵をかけたか繰り返し確認する、ガスの栓を締めてもやはり気になり何度も確認する、一度トイレに入るとトイレットペーパーを一巻きの半分以上使う、レストランをいったん出た後、タバコの火を消し忘れたのではないかと気になり再び戻ってくるなどという行動をとることがありますが、これは一体どういう病気なんでしょう。

A:上記のような場合は、強迫性障害(強迫神経症)の中心症状と考えられますが、統合失調症(精神分裂病)など他の病気でも見られることがあります。
また注意したいのは、強迫神経症と見える状態が実は統合失調症の初期症状の場合があることです。

強迫症状を見た時には経過を注意深くみる必要があります。親御さんとしてもいつまでこの状態を続ければいいのか、ご心配も尽きないでしょうが、この病気を一生のうちに経験する人は100人に2〜3人います。さほどまれな病気ではありません。20歳前後の発症が多いとされますので、焦らず一歩ずつ取り組まれることが肝要かと思います。


Q:以前からお酒を飲む人ではあったのですが、私が仕事に出るようになり、忙しく残業で遅くなったり、留守にしたりすると酒の量 が増え、職場の不満や他人の悪口を度々繰り返し私に物を投げたり、暴力を振るったりするようになりました。酔いからさめると昨日そんなことをしたことさえ覚えておらず、話をしても平行線で困っています。どのように対応したらよいのでしょうか

A:アルコールは使い方次第で人間関係を円滑にもしますが、使い方を誤ると悲劇になります。ほとんどの人は、アルコールの適量 を気分が悪くなる事を通 して、心得ていくのですが、約5%〜10%の人がアルコールにコントロールされるようになってしまいます。

判断力が衰え、暴力的、性的衝動になり、もし覚えているとしたならば後悔してしまうような 行動に出てしまいます。 また、アルコールはほとんどの臓器に対して有毒であり、肝硬変、痴呆、消化器出血、膵炎、心筋炎 高血圧、痴呆、胎児性アルコール障害などを引き起こします。ですからいかに上手に酒量 をコントロールするかが大事になってきます。

さて、あなたのご主人に話を戻しましょう。もともとあなたのご主人は、甘えん坊のところがあるかも知れません。小さい頃から多くの兄弟や、両親のもとで何不自由なく育ってきた環境にありますから、あなたが外に出て働くようになったことで、寂しさを感じているのでしょう。共働きの家庭ではどうしても夫婦間の会話が少なくなってきますので、努力してお互いの時間を持つように心掛けて下さい。


Q:最近寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるといった症状を繰り返しているのですが、これが睡眠障害というものなのでしょうか?

A:睡眠障害は,不眠症,過眠症,睡眠・覚醒リズム障害,睡眠時随伴症に大きく分けることができます。その中で最も多いのが不眠症であり,日本人の4〜5人に1人が不眠で悩んでおり,精神的ストレスのある人はない人に比べて約2倍の頻度でみられます。

また,その原因として最も多いのが精神疾患であり,その中でもうつ病による不眠が半数を占めています。うつ病の不眠としては,寝つきが悪い,途中で目が覚める,朝早く目がさめる,睡りが浅いなどの症状がみられます。 また、睡眠時間の長さは人それぞれですから日中眠たくて仕方がないなどの現象がなければそんなに気にすることは必要ありません。

睡眠障害に陥らないためには、規則正しい食事、規則正しい就寝などの他入浴や音楽などのリラックス法も効果 があるでしょう。


Q:私は10歳の時、人前で吐いてしまい、それ以来入学式や卒業式などでもまた同じことになるのではないかと不安を抱き続けていました。その後就職したのですが、常に頭に血が上り、動悸、冷や汗、吐き気などを催すのですがどういった病気なのでしょうか?

A:これはパニック障害、広場恐怖と呼ばれるものです。たまたま人前で吐くという体験をしてからそれを恐れるあまり,自ら不安を煽ってしまい,パニック発作が誘発されるという悪循環が形成されているのです。

発作は「自分がその場から逃げられない状況」に限定されていますので、常にそういう症状が出現するわけではありません。この疾患には適切な薬物療法と思考記録表を用いた認知療法が奏効する場合が多いようです。安定した状態が続けば,薬物を減量 し、自然に発生を押さえていくという方法が有効なようです。


Q:45歳になる夫が就寝中、高いいびきをかいていたかと思うと10数秒まったくいびきが停まり、呼吸をしていないように感じるのですが、心臓が止まりはしないかととても心配です。

A:これは睡眠時無呼吸症候群と言われ、睡眠中に10秒以上の呼吸停止が繰り返し起こる病態のことで,高血圧の合併頻度が高く,肺高血圧症不整脈脳梗塞などの危険因子になることが知られています。

このような患者さんは,寝つきは良いため,不眠と認知しないこともあります。しかし,よく聞くと,「ぐっすり眠れない」,「日中に眠気を感じる」と答えることが多いのです。これは,呼吸再開時に眠りが途切れて,数十秒寝ては目を覚ますということを繰り返すため,深い睡眠とレム睡眠が減少するからです。

したがって,「いびき」のある患者さんは睡眠薬を安易に服用すべきではありません。睡眠薬による筋弛緩作用のために舌根が下がり,呼吸抑制が悪化する恐れがあるからです。どうしても必要な場合は,検査をした後に,筋弛緩作用の少ない睡眠薬を専門医に相談して処方してもらいましょう。

睡眠時無呼吸症候群は,障害のタイプによって末梢型,中枢型,混合型に分類されます。末梢型は上気道の狭窄・閉塞によって呼吸が止まることになります。中枢型は,何らかの睡眠に関係する中枢神経系の異常によって胸郭の動きが妨げられるために呼吸がストップしてしまうのです。


Q:ある宗教団体の会員の男性と交際をはじめたが、実家はまったく別 の宗派です。そのため、両親がその男性との交際に反対し、うまくいかなくなった頃から身体に疲労感が残り、耳鳴り、めまい、不眠になりました。またその後、声が出ないということに陥りました。これはどういうことでしょうか?

A:解離性運動障害というのが考えられます。耳鼻科を受診され、検査結果 は異常なしだったとのこと。こういう場合は、心境を話しやすく意識化できるように催眠面 接をすることもあります。

催眠は、意識下に抑圧されている考えや感情などを解放する手技として使われてきた方法で、しばらくすると 自然と笑い声が出るようになります。


Q:30代の夫が大変臭いを気にしているので気になって相談します。夫は中学生の頃からよく下痢や腹部にガスが溜まっているような不快感が20年来続いていると言っています。自分の体臭を気にするあまり、周囲との接触も避けがちなところがあります。
それで気になって何回か胃腸科などで検査してみたのですが,特に異常はみらないとのことでした。 私がそれはストレスからこのような臭いが発せられるのではということで指摘をしたところです。

A:妄想性障害(確信型対人恐怖症)というのが考えられます。こういう症状を持つ方は、実際に自分の体臭ではないのに自分が原因ではないかと思ってしまうようです。

常に人の目が気になり,人の中になかなか飛び込んで行けない状況にあるわけですが、比較的少量 のSSRIや抗精神病薬で妄想は消退することが多いので、早めに再度精神科のドクターに相談されてはいかがでしょう。

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