|
うつ病とはどんな病気?
わかりやすく言うと、心が疲れたために、気分がゆううつで元気が出ない状態が続く(普通
2週間以上)場合を「うつ状態」と言います。心理的原因だけでなく、身体的病気でもうつ状態になります。うつ状態が現れる病気を「うつ病」と呼んでいます。
うつ状態の反対で、元気がありすぎる状態を「躁(そう)状態」と言います。同じ患者さんがうつ状態になったり躁状態になったりと両方の気分変化を示すこともあります。このようなタイプは、以前は「躁うつ病」と呼びましたが、最近は「双極性感情障害」と呼ぶことが多くなりました。
また、うつ状態、躁状態も含めた全体を、近頃は「気分障害」や「感情障害」といった用語がよく使われています。
うつ病は小児から老年期まで、どの年代でも発病する非常に多い病気で、5〜10人に1人の割合で、一生のうちに治療を要するうつ状態に陥ると言われています。最近は軽症のうつ病や、身体的症状の目立つうつ病(仮面
うつ病)などが増えています。
はじめのうちは、体に異常があるのではと考えて医療機関を転々とすることがしばしばみられます。検査しても異常がないので、たるんでいると誤解されたりもします。しかし……
正しい診断と適切な治療が行われれば、ほとんどのうつ病は治ります。
まずは専門のドクターにじっくり相談することから始めましょう
当院のスタッフ紹介はこちら
人はなぜうつ病になるの?
人は自分にとって大切なもの(対象)を失ったときなどに(心理的原因)、悲しみ、空しさ、気力の低下を感じます。それが体の症状として出ることもあります。例えば、不眠、頭痛、頭重感、心臓がドキドキする、疲労感、食欲不振、月経不順等・・・。これがうつ状態です。
健康な人なら、例えば失った事実を次第に認め、悲しみや喪失感を体験するうちに、新たな現実を受け入れていくといった形で、うつ状態を克服していきます。
ところが、几帳面 でまじめな性格の人が過去の失敗にこだわったり、ささいな失敗を悔やみ、うつ状態からなかなか立ち直れないことがあります(性格的素因)。
そのほかにも、職場の人間関係のトラブルや、家庭での夫婦間や親子間での争い(環境的要因)から、ストレスや慢性的な疲労がたまり、身体のバランスを崩した状態がうつ病の発症につながることもあります(身体的要因)。
また、脳梗塞や甲状腺機能低下症などの身体的病気からうつ病が発症することもあります。「単にストレスが溜まってしまった」では済まされないわけです。
「たかがストレス」なんて軽く見てはいけません。自分の心の状態、今のストレスの度合いがどれ位
なのかをチェックするのも早めの治療には大切なことです。
うつ病は決して治らない病気ではありません。うつ状態のきっかけとなった心理的原因、環境的要因を取り除き、抗うつ薬をはじめとする薬物療法を正しく実施することにより、身体的にも元気を回復し、新たな人生を自ら歩み出し、うつ病から脱け出すことができます。
どのような人がうつ病になりやすい?
特に生まじめで、完全主義で、責任感が強く、なにかものを頼まれても、ノーと言えない、他人の評価を気にする人(執着気質、メランコリー親和型性格等)はかかりやすいと言われています。
こうした人たちは、責任感が強いため、家でもいい父親や母親であろうとしたり、模範的家族の一員であろうとするため、どこかで息がつまってしまいかねません。家族や社会から重い責任と負担を背負いこみ、うつ病を発症するきっかけとなることも考えられますので、どこか息抜きの出来るスペースを自ら探しておくことが大事です。
また、このようなはっきりした原因もなく、周期的に落ち込むタイプ(循環気質)の人もいます。いずれにしても早め早めの対処が大切なのは言うまでもありません。
診療の予約がホームページからできます。
診療予約はこちらから
|